WordPressのパーマリンクは、一度設定したら途中で変更しないほうが良いと言われています。なぜなら、SEOの評価がリセットされたり、リンク切れが発生する可能性があるからです。この記事では、パーマリンクを途中で変更してはいけない理由や、もし変更してしまった場合の対処方法について詳しく解説します。
Contents
WordPressのパーマリンクを途中で変更すると、さまざまなデメリットが発生します。ここでは、その主な理由を4つ紹介します。
パーマリンクを変更すると、Googleなどの検索エンジンがそのURLを新しいページとして認識するため、これまで蓄積してきたSEOの評価がリセットされてしまいます。これは、検索順位の大幅な下落につながる可能性があります。
特に、長年運営しているサイトや、被リンクを多く獲得しているページでは、パーマリンクの変更による影響が大きくなります。一度下がった検索順位を元に戻すのは簡単ではないため、慎重に考える必要があります。
検索エンジンは、パーマリンクをもとにページをインデックスしています。そのため、パーマリンクを変更すると、以前のURLが検索結果に残ったままになり、新しいURLが正しくインデックスされるまでに時間がかかることがあります。
この結果、一時的に検索結果からページが消えてしまったり、検索順位が低下したりする可能性があります。特に、新しいパーマリンクが適切にインデックスされるまでの間、アクセス数が激減するリスクが高まります。
他のサイトやSNSでシェアされたリンクは、元のパーマリンクのまま残ります。しかし、パーマリンクを変更すると、これらの外部リンクが無効になり、アクセスできなくなる可能性があります。
外部リンクはSEO対策において非常に重要な要素の一つです。被リンクが多いページほど、パーマリンクの変更による影響を大きく受けるため、慎重な対応が求められます。
パーマリンクを変更すると、旧URLをブックマークしているユーザーや、SNS経由でアクセスするユーザーがリンク切れを起こし、ページにアクセスできなくなります。
特に、ブログ記事や商品ページなど、ユーザーが頻繁に訪れるページでは、この影響が顕著に表れます。これにより、ユーザーの離脱率が増え、サイトの信頼性が低下する恐れがあります。
もし誤ってパーマリンクを変更してしまった場合、さまざまなデメリットが発生します。ここでは、その代表的なデメリットについて解説します。
前述のとおり、パーマリンクの変更によりSEO評価がリセットされるため、検索順位が下がるリスクがあります。検索結果から消えてしまうこともあるため、慎重な対応が必要です。
検索エンジンのインデックスが崩れることで、一時的に検索結果から消えることがあります。その結果、サイトへのアクセス数が減少する可能性が高くなります。
パーマリンクを変更した場合、リダイレクト設定をしなければ、旧URLにアクセスしても「404エラー」が発生し、ユーザーがページを閲覧できなくなります。
サイト内で使用しているリンクも、すべて新しいパーマリンクに変更しなければなりません。手動で修正するのは非常に手間がかかる作業になります。
どうしてもパーマリンクを変更したい場合は、以下の対処方法を実施することで、リスクを最小限に抑えることが可能です。
301リダイレクトを設定することで、旧URLから新URLへ自動的に転送できます。これにより、SEO評価を維持しながら、新しいパーマリンクへの移行が可能になります。
パーマリンクを変更したら、Googleサーチコンソールを使って新しいURLを再インデックスするようリクエストしましょう。これにより、新しいURLが素早く検索結果に反映されます。
サイト内のリンクが旧パーマリンクのままだと、ユーザーがリンク切れを起こしてしまいます。そのため、すべての内部リンクを新しいパーマリンクに修正する必要があります。
他のサイトやSNSでシェアされているリンクが旧パーマリンクのままだと、アクセスできなくなるリスクがあります。可能であれば、リンクを掲載してくれたサイトの管理者に連絡し、修正を依頼しましょう。
WordPressのパーマリンクは、SEOやユーザーの利便性に大きく影響を与えるため、途中で変更しないことが重要です。変更すると検索順位の低下やリンク切れなどの問題が発生するため、慎重に検討する必要があります。
もしパーマリンクを変更する場合は、301リダイレクトの設定やGoogleサーチコンソールでのインデックス更新を行い、影響を最小限に抑えましょう。また、内部リンクや外部リンクの修正も忘れずに対応することが大切です。
パーマリンクを適切に管理し、SEOの評価を維持しながら、サイトの運営を行いましょう。